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卒業研究への心構え・卒業論文提出について

心構え

  • 卒研は(本来は、大学の1-3年の基礎や高校の勉強も)社会で役立てるように基礎能力を身につけるためにある。そのため、下記の訓練をしているということを意識してください。
  • 自らどのように進めるか考える。(将来、技術・経営など、自分で判断しなければならない時が来るし、誰からもピタリとした助言が得られないことが多い。そのための能力を身につける)
  • 今までに習得した知識を応用して問題解決に努める。その知識で足りない場合は何の知識が必要かを考え、勉強する。
  • 自分だけでどうしても解決できない場合は周囲の人(教員含め、学生でも友達でも誰でも良い)に助言を求める。(どんなに個人に能力があっても、チームで実行しなければ進まない、また、ビジネスでは手法を真似して成長する相手に負けてしまう)
  • 上記のように、ピタリとした解決方法がない場合には(研究は、そもそもそのような問題に取り組むし、ビジネスでもそのような問題に取り組むからこそフロンティアになれる)自分で考えて解決するしかない。基礎力、教養はいつか、急に応用でき、勉強していたら一瞬で解決できることがある。そのため、基礎・教養の習得の努力は(一生涯かけて)常に行う。
  • 以上のことを行い、自由時間がないのは苦しいので、趣味などとバランスを取るのが良い(苦しまないで、楽しんで勉強するにはどのようにバランスを取るか調整する)。趣味から、仕事の問題解決のための新たな情報が得られることも多い。懇親会などのイベントに積極的に参加するのも、情報・人脈形成などの意味で大きな利益があることが多い(ついでに、お酒が好きならば、いろいろな種類も楽しめる。お酒が飲めなくてもいろいろなジュースや料理を楽しめばよい)。
【参考資料】 『小特集の発行にあたって 社会で活躍する大学で習う数学の基礎知識』, 電子情報通信学会通信ソサイエティマガジン(B-Plus), Vol.12, No.4, p.255, 2019年3月(春号).

卒研の流れ

・論理的思考能力、数学、物理、プログラミング能力は必須です。不足している場合は、しっかり復習、習得に努めてください。(「教育資料」→「MATLAB関係」、「プログラミングについて」)(3年後期の「事例研究」で行います)
・毎週1回ゼミを行い、勉強した内容・進捗報告などを行う。他の人の発表も勉強のために聞き、理解し、質問すること。(「教育資料」→「原稿の書き方」)
・9月末〜10月初め頃に中間発表会が開催される。(「教育資料」→「原稿の書き方」)
・2月初め頃に卒研発表会が開催される。(「教育資料」→「プレゼン用パワーポイントの作り方」)

卒論・修論・博論の提出について

【フォーマットについて】
Teamsの
General→卒論_中間発表等卒論_中間発表等→卒論の書き方例/sotsuron_hirano.pdf を参考にする。
【卒論の電子データの提出について(締め切り: 卒業式の1週間前)】
・Word(またはTeX等)のソースファイル(Thesis2020_T_Hirano.docx)とPDFファイル(Thesis2020_T_Hirano.pdf)を入れる。
・中間発表や最終発表で使ったプレゼン資料や概要のソースファイルとPDFファイルを/中間発表や/最終発表に入れる。また、卒論研究発表で使用したPPTファイルを入れる。
・/dataフォルダにプログラムソースファイル、シミュレータのファイル等を入れる (シミュレータの計算途中や結果のデータは不要。HFSSだと.hfssフォルダ。COMSOLだとResults, MeshなどをCleanして保存しておく)
・図面、写真などのオリジナルデータ(作成したソフトで修正可能なもの)を/figsフォルダに保存しておく。
・フォルダ構成例を以下に示す。完全に従う必要はないが、情報の欠落がないように全て入れること。また、必要なファイルを探しやすいように、各フォルダにreadme.txtのテキストファイルを作成してフォルダやファイルの説明をするとよい。

[フォルダ構成例]
/|Thesis2020_Takuichi_Hirano.docx 
 |Thesis2020_Takuichi_Hirano.pdf 
 |中間発表/|InterimAbst2020_Takuichi_Hirano.docx 
           |InterimAbst2020_Takuichi_Hirano.pdf 
           |InterimPresen2020_Takuichi_Hirano.pptx 
 |最終発表/|FinalAbst2020_Takuichi_Hirano.docx 
           |FinalAbst2020_Takuichi_Hirano.pdf 
           |FinalPresen2020_Takuichi_Hirano.pptx 
 |data/|各自のデータファイル(後輩が再現できるように) 
 |figs/各自の図面データファイル(PPT, Inkskape等のファイルがある場合。後輩が再現できるように) 
 |photos/写真ファイル等(ある場合。後輩が再現できるように)
 |readme.txt

フォルダ構造を含めて.zipで保存(ファイル名: Thesis2020_T_Hirano.zip)してメール添付(ファイルサイズが10MB以下の場合)またはDropbox, Teams等のファイル共有サービスで平野まで提出する。zipファイルはWindows10からは標準対応になったので、圧縮したいファイルやフォルダを選択し、右クリックして「ZIPファイルに圧縮する」を選ぶと簡単に作成できる。