有向グラフによって,SNS上の人間関係や遺伝子の伝達経路,論文の参照関係など様々なデータを表現することができる. これらのデータには規模が大きく内容が変化しやすいものも多いため,内容を概観し知見を発見するためのグラフ可視化が有用である.本発表では,ノードをクラスタリングし,クラスタ間を接続するエッジ束同士を合流させる描画を行うことで大規模な有向グラフデータを可視化する手法について提案する.これにより,情報の誤読を防ぎながらもグラフの概観が可能となる.また,本手法を論文の参照関係を適用した事例も示す.