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- ランドスケープ・エコシステムズ(田中章)研究室
- 0531071 近藤 祐太
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- 横浜キャンパス保全林内を対象とする。
- 本来、コナラ中心の二次林であった。
- 定期的な管理が行われなくなった結果、アズマネザサ、が繁茂し林内は暗くなり、林床植物の生育が衰退していた。
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- 作業データ
- ・対象地:当キャンパス保全林
- ・期間:2008年6月〜9月
- ・対象地面積 :約700u
- ・作業日数: 31日間 (1日当り2~3時間)
- ・作業時間:約70時間(伐採以外の作業も含む)
- ・作業量(手作業):8u/人・h
- (男女9人の作業の平均値)
- ・・作業量(機械):刈払機123u/人・h
- 伐採の際の留意事項
- ・夏場でも虫や怪我への対策として長袖の衣服を着用する
- ・十分な休憩、水分補給を行う。
- ・お互いに声を掛け合い危険回避などに努める
- ・暗い林中にはかなりゴミが投棄されていた
- ・雨の後は笹を刈りとっても急速に伸びる為、地面が乾いてから刈り取る方が効率が良い
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- ミミズがベッド材の差による食餌差を観察、どのベッド材が適しているかを検証する。
- 文献よりシマミミズは有機物中に生息する種なので椰子繊維中心の用土が適していると思われる。
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- ・期間:2008年10月〜
- ・形式:フォールスルー型
- ・材質:木材、ポリカーボネイト、遮 光シート
- ・ミミズ:シマミミズ
- ・ベット材:椰子繊維5ℓ、完熟牛糞堆肥1ℓ、苦土石灰少々
- ・冬季は簡易ビニールハウス内で運用
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- シマミミズ
- 学名:Eisenia foetida (SAVlGNY)
- 体長約5〜7cm
- 体重0.4〜0.7g
- 捕食量0.5〜1.2g/日
- 放糞量 0.2〜0.6g/日
- 産卵数3~5/シーズン
- 子産数9~20/シーズン
- 寿命/2~3年
- 孵化日数/20〜50日
- 有機物を多く含んだ多湿な環境を好む
- 巣を作らず有機物中に生息するためコンポストに大変向いている種である
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- ・日本在来のミミズは確認されているだけで165種類が確認されている。
- ・日本においてはフトミミズ科が優占である。
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- 2008年11月〜12月の1ヶ月に当初約750匹だったミミズが1604匹まで増加した。
- しかし12月〜1月の1ヶ月で1336匹まで減少した。
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- ・アズマネザサの伐採について
- 手作業の場合1時間あたり8uの伐採が可能であった。また刈り払い機を使用した場合123uという予想以上の面積が伐採可能であった。
- ・ミミズの飼育について
- 温度の低下と共にはっきりと生ゴミを食べる量が減少した。
- 最初の一ヶ月はミミズが爆発的に増えたが次の月には若干であるが減少してしまった。
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- 一度アズマネザサを刈り取った地点は、非常に管理が容易であり断続的な管理を行う事が重要であると思われる。林中全域を間隔を開けて管理するよりも、少しづつ毎日管理を行う方が管理する側は楽であった。
- ミミズコンポストについては今後ミミズが減少してしまった原因の究明が急務である
- またミミズをリター層に投入し効果を確かめる必要がある。
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- 奥脇 淳一 (2003)武蔵工業大学横浜キャンパスにおけるミミズコンポストの導入について〜ミミズコンポスターにおける残飯の種類・環境別処理速度について〜
- 田中 祐美子、中川 祐樹(2002)本キャンパスにおける生ごみのミミズコンポスト化の可能性〜生ごみ別ミミズ堆肥の比較〜
- 高桑 純・伊藤 浩司(1986)湿原におけるササの生態的動向.北海道大学大学院環境科学研究邦文紀要.No.2, p47~65
- 廣木 真理・小林 達明・高橋 輝昌(2007)アズマネザサの植生管理と窒素動態に関する研究.日緑工会
- 田端 秀雄ほか(1997) 里山の自然,保育社
- 中坪 孝之・洲崎 燈子(1998)矢作川の植生とその管理に関する研究 .Tお釣土場地区の植生と竹林伐採の影響,矢作川研究No.2:113〜12
- 中村 好男(1998)ミミズと土と有機農業.創森社123pp
- 平田 俊道・森忠洋・渡辺弘之(1976)ミミズの有効利用とその技術.
- サイエンティスト社 274 pp
- 佐原 みどり(2000)生ごみを食べてもらうミミズ御殿の作り方 中村好男編 205 pp
- 岡田 要(2004)復刻版新日本動物図鑑(上).北隆館
- 石塚 小次郎 (2002)日本産フトミミズ属(Genus Pheretima s. lat.)の分類学的研究(平成13年9月 第3分冊印刷) 成蹊大学一般研究報告.
Vol.33(20011020) pp. 1-125
- 安 智子・豊田 剛己・白石 祐彰(2005)シマミミズとお茶がらを用いた油汚染土壌の浄化促進, 日本土壌動物学会 pp. 1-9
- 市川 隆子・高橋 輝昌(2007)ミミズや微生物資材を用いた土壌改良方法の検討(<特集>第38回大会) 日本緑化工学会誌, 日本緑化工学会
- 渡辺 弘之 (2003)ミミズ嫌われもののはたらきもの 東海大学出版会,
- 中坪 孝之・洲崎 燈子 (1998)矢作川研究No.2 PP,113〜127
- 重松敏則 (1991)市民による里山の保全・管理 東京 : 信山社出版 : 信山社サイテック
- 石井実 (2005)生態学からみた里やまの自然と保護 講談社,pp242
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- 最後にミミズに関する資料を提供していただきました吉崎真司先生に感謝の意を表します。
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