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4.考察(オオタカのHSIモデル作成を通して)
専門家によるBPJが重要
(Best Professional Judgment)
作成したHSIモデルを自分で
使用してみることが重要
SI
1
:
樹林の種類
SI
2
:
樹木の平均樹高
SI
3
:
林の空間
SI
4
:
森林面積
SI
5
:
採食環境の質
オオタカの
生存必須条件は?
実務的な、使用価値のある
HSIモデルを作成するには?
続いてオオタカの生存必須条件についてです。
樹林の種類については、関東地方の
9
割以上のオオタカが針葉樹林に営巣しており、針葉樹林はオオタカの生息に欠かす事が出来ません。
樹木の平均樹高については、オオタカは
15
m以上の樹木に多く営巣しており、一方で、
10
m以下の樹木にはほとんど営巣することはありません。
こちら、林の空間については、オオタカは翼を広げると
1
m以上の長さになるため、樹冠の下の空間は広くなければ生息できません。
以下、森林面積、採食環境の質と続きますが、
本研究ではこのように、オオタカの保全に必要な
5
項目を
HSI
モデルにまとめることが出来ました。
今後はこの
HSI
モデルが実務で使用されていくことが求められます。