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今までは元あった自然環境を復元する事が正しいとされてきた。例えば横浜市における緑地に関して言えば特に湿地の減少が激しかった。
失われてきた湿地が元あった立地には建築物が並び、今後は二度と自然環境の立地にはならないと考えられる。
そうなると都市域の生態系は今後、他の緑地に比べ湿地が大きく消失した状態で存続しつづけることになってしまう。
こういった現状を踏まえれば、今後自然復元事業や代償ミティゲーション等で自然復元を行う場合、例え元あった自然立地が草原や森林等の湿地以外の自然環境だったとしても湿地を復元していくことが正しい場合も有り得るのではないか。
■ 都市域の緑地の減少について
考察