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窪地が植物
の枯死率
に
与える
影響を
把握
するため、出現植物
の比較
を行っ
た
。
実験区と対照区における植物種数
出現植物の比較
凡例
夏期の日照りが強い時期に
おいて多くの種が枯死していた
3月を除く全ての調査において
出現植物が多かった
対照区
実験区
45
56
8
月
6
日
46
56
9月6日
48
53
10月4日
37
41
11月29日
39
4
8
4月29日
30
50
2
7
33
5
6
1
2
12月21日
6月10日
3月25日
この図より、
3
月を除く全ての調査において、窪地を造成した実験区の方が出現植物が多かったという結果を得ました。
また対照区においては夏期に植物種数が減少するのに比べ、実験区においては出現植物が減少することは無く、夏期の日照りが強い時期においても植物があまり枯死しないということも明らかになりました。
この結果より、窪地法は乾燥化が進んだ都市域における有効な植生復元の手法であるということが示唆されました。