組み合わせ応力の照査の方法は?
プレートガーダーで,曲げとせん断が作用する場合,合成応力度の照査をしなければならない場合がある.規定は道示8.2.4.条件としては,せん断応力及び曲げ応力が共に,許容応力度の45%を越えている場合には合成応力度のチェックをする.
通常,単純げたの場合には,支点上では曲げモーメントは作用しない.また,支間中央部分ではせん断応力が小さくなるので,その間で合成応力のチェックが必要になる場合がある.ある区間で,同じ断面形状を用いる場合,支点に近い側ではせん断応力が大きく,曲げ応力が小さい.逆に,支間中央に近い側ではせん断応力が小さく,曲げ応力が大きくなる.曲げ応力の応力照査は,それ故,支間中央に近い側で行い,せん断応力の照査は支点に近い側で行う.合成応力度の照査は両方で行う.