床版の設計の際に,
主桁のフランジ幅はどう仮定する?
主桁のフランジ幅が必要なのは,床版の片持ち部のスパンは,主桁フランジの自由突出部の幅で変わってくるため.この段階ではもちろん主桁の断面形状は定まっていないわけですが,どうやってフランジ幅を仮定すればよいのか?フランジ幅が小さくなると,上記の片持ち部のスパンは長くなり,その部分の必要床版厚さは厚くなる.したがって,フランジ幅は小さめに仮定しておくことが安全側の配慮となる.そこで,通常フランジ幅の最小値として用いられる200mm程度に仮定しておけば良い.実際にそのような部分は主桁の支点付近であるが,主桁の設計において,これを越えるフランジ幅を用いても,安全側であるから,改めて床版の設計に戻る必要はない.
以上