床版の設計の際に,
主桁の配置はどのように決める?
主桁の配置によって,床版のスパンが変化する.主桁間隔は3mを越えないように注意しながら,主桁は位置を仮定して,道示6.1.5に示されている最小全厚を算出し,片持ち部分の床版厚と連続版の部分の床版厚がほぼ同じになるかどうかをチェックする.もし,かなりの差がある場合には,主桁の位置をずらす.具体的には,片持ち部の床版厚が厚い場合には片持ち部分のスパンが長すぎることになるので,主桁間隔を拡げて,片持ち部分のスパンを短くする.逆に連続版の部分の床版厚が厚い場合には主桁間隔を狭めて,連続版の部分のスパンを短くする.
主桁間隔は,通常,車輪の通行位置に配慮して定めるのがよい.車輪の間隔は1.75mであるからこれを考慮する.3mを越えないというのはあくまで上限に言及したもの.
以上