自分を強くする名言 櫻木健古

第一章 逆境困難に打ち勝つ

1.楽しきと思ふが楽しきの本なり 松平定信
楽しい苦しいは、感情ではない、思い方である。
心は常に楽しむべし、苦しむべからず 貝原益軒
どうあろうと、人生は常に良いものだとゲーテ

2.不自由を常と思えば不足なし 徳川家康、遺訓
贅沢は敵だ、贅沢は素敵だ、の戦前から戦後の急激な変化
好事もなきに如かず 碧巖録

3.難にあふとも難を避けて身をのがるべからず 貝原益軒、武訓
「運動場」、読み人知らず
「せまいな せまいな」
といって みんな遊んでいる
朝会のとき
石をひろわされると
「ひろいな ひろいな」
とひろっている

一生は 旅の山路と 思ふべし
平地はすこし 峠たくさん 道歌

4.いっさい、えりごのみをしない、好ききらいをいわないのが、人生の究極の道、達人の生き方

5.日々是好日 碧巖録

6.大変に逢いては、歓喜踊躍して勇み進むべきなり 葉隠

宜しく身を困窮に投じて、実才を死生の際に磨くべし 勝海舟

7.難有り、有難し 黒住宗忠

艱難汝を玉にす

人の潜在能力は、困難にぶつからなければ出てこない。状況がむずかしいほど、たくさんの力が出てくる。

我が気に入らぬことが、我が為になるものなり 葉隠 佐賀藩主・鍋島直茂

艱難は吾人進歩の関門なり 新島襄 同志社大学創立者

人の一生とは、せんじつめれば、気に入らぬことを受け入れて克服してゆく、長い道程なのかもしれぬ。

人間はみな、なんらかの役があるからこそ、この世に生まれてくるのであり、そして、一生を生き抜くことは、職業や性別の如何を問わず、だれにおいても大事業というべきもの

人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくが如し 徳川家康、遺訓

重くとも我が荷は人に ゆずるまじ になうにつれて 荷は軽くなる

8.疾風に勁草を知る 後漢書
勁草は強い草。風がないとき、弱いときには、草の強弱はわからない。強風が吹いて弱い草が倒れ伏したとき、はじめて、強い草の存在がわかる。

艱難に鍛えられて力がつき、その力は、また別の艱難において発揮されて人に知られる。人生はこういうことの連続であり、それが成長ということでもある。

以上