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- 2014.2.27
- 【Special】対談の詳細を発表しました。
- 2014.2.27
- 【Interactive Graphics】3年生併設展の詳細を発表しました。

小池情報デザイン研究室 2013年度 卒業展覧会 「イドバタデザイン展」について

2013年度の小池情報デザイン研究室の卒業展覧会は、私たちの研究成果を発表するのと同時に、情報デザインについて皆さんとお話しながら共に考え、学び、気付きを得たいと思っております。 ただ一方的に成果を発表するのではなく、この展覧会をきっかけに皆さんとお話をしたいと考え「イドバタデザイン展」と名付けました。情報デザインについて思う事以外にも、たくさんの事を展示物を囲んで、井戸端会議の様に気さくなお話をしたいと思っておりますので、お気軽にいらしてください。
小池情報デザイン研究室について
小池星多 准教授

千葉大学工学部工業意匠学科卒業
千葉大学自然科学研究科後期博士課程修了 博士(学術)
多摩美術大学助手を行う。
1998 東京家政学院大学専任講師を経て
2002 東京都市大学環境情報学部 教職課程 准教授
2012 インディアナ州立大学 客員研究員
2013.4改組により、東京都市大学メディア情報学部社会メディア学科コミュニティデザイン分野に移籍
活動内容
小池情報デザイン研究室は、メディア情報学部社会メディア学科に所属している唯一のデザイン研究室です。
「人の生活をより豊かにする」ことをモットーに、ユーザー視点に立ちモノづくりを行っています。
きちんとプロセスを踏み、ターゲットユーザーに向けて、どのようなデザインが良いかを考えています。
主な活動はインタラクティブインフォグラフィックス・ソーシャルロボット・パーソナルファブリケーション・コミュニティデザインです。


コミュニティデザイン

2006年から多摩市愛宕地区で行われているミニバス運行委員会という住民活動に参加し、バスというモノがコミュニティにどのような影響を与えるのか、また登場するミニバス運行委員会以外の人々の役割がミニバス運行委員会にどのような影響を及ぼすのか、などを研究しております。
具体的には月1回行われるミニバス運行委員会に参加、ミニバスにゅ〜すなどの発行、展示会でのパネルの制作などを行っています。代表的な制作物は、多摩ニュータウンの地形特有である高低差を可視化した立体地図です。平面の地図で高低差を話すのではなく、高低差を可視化した立体地図にすることで具体的に問題点等を可視化することに成功しました。
また現在は多摩市役所が行っている「わがまち学習講座」というものに参加し、住民の方とフィールドワークやワークショップを行っています。
4年:岡本 くる美、西川 昌宏
インフォグラフィックス

情報化社会で身の回りに情報があふれる今、その活用先と活用手法には注目が寄せられています。情報デザインにおいては、「情報を適切に活用すること=社会をよりよくすること」とされており、実際にビジネスやコミュニティの活性化など、生活の様々なシーンで情報は活用されており、私たちの暮らしは豊かになってきています。
インフォグラフィックス(以下IG)は専門的な情報や複雑な情報などを、グラフィックを多用することでわかりやすく説明し活用する目的のもので、新聞や教科書などでよく活用されている比較的ポピュラーな情報の可視化手法のひとつです。
本研究ではデザイナーではない一般のユーザーが自分の力で身の回りの情報を活用していくことを目標とし、本研究室で行っているIGの制作方法を元に「多視点からのアプローチ」「視点による情報構造図の編集」などに重点を置いて、情報の収集・整理・編集・図示化プロセスを明確にしていきます。
ひとつの情報のかたまりに対してその全体像を掴むということは非常に難しいことですが、それを可能にすることで情報の有効な、適切な活用をスムーズに行うことが出来るようになると考えています。
展示会では成果物としてIGのデザインの全体の流れを一冊にまとめた教本の展示もおこないます。
4年:木村 厚美
ソーシャルロボット

ソーシャルロボットとは、コミュニケーションの機能を持ったロボットです。従来のロボットとは異なり、ものを運んだり、何かを生産するような明確な役割はありませんが、人々の生活に関わることでその役割が見出されます。今回の研究ではソーシャルロボットとしての土台になる「マグボット」というロボットを独自で製作しました。マグボットはRaspberry PiとArduinoというマイクロコンピューターを搭載したロボットですが、一万円未満で組み立てることができます。また、小池研究室独自で製作したものなので、自由に改造することができます。マグボットはこれからいろんな場所に行って、働く場所を見つける予定です。
マグボットの作り方URL:http://www.mugbot.com/
4年:布村 千夏
パーソナルファブリケーション

限られた専門家のものであった「コンピュータ」や「ネットワーク」が、「パーソナル・コンピュータ」「インターネット」として、個人のためのものになったように、「パーソナル・ファブリケーション」—工業の個人化が、次の可能性として芽生え始めました。今は大学や工場に置かれている大型工作機械が、「パーソナル・ファブリケーター」として一般家庭に普及しようとしています。近年3次元に印刷をすることができる3Dプリンターが普及し始めました。新たな機械が個人で使えることになることでパーソナル・ファブリケーションに変化が起こっています。3Dプリンターを中心としたパーソナル・ファブリケーションについて展示予定です。
4年:岸 野乃香


インタラクティブインフォグラフィックスとは

インタラクティブインフォグラフィックス(以下IIG)とは情報を文章のみで表すのではなく、イラストやグラフによって表現(=インフォグラフィックス)し、それらに動きを加えたものです。
小池研究室ではHTML5,CSS3,Javascriptを用いてweb上で情報を動的に表現しています。
単に動いているものを動的に表現するのではなく、IIGには以下のメリットがあります。
1. 情報の視点を変える事ができる
2. 情報を順番に伝える事ができる
3. 見たい情報をフォーカスする事ができる
4. オーディエンスが主体的に情報へアクセスできる
つまりIIGはインターネットが大幅に普及し、多くの人がwebを使っている現代に適応した有効な情報伝達手段と考えられます。
小池研究室におけるIIGの取り組み
小池研究室の3年生の私達は、昨年より小学生の放射線教育のためのインフォグラフィックス(以下IG)の制作に取り組んできました。そして次のステップがIIGです。前回のIG制作と同様に一人一人が放射線に関するテーマを設け、情報収集や既存IIGの調査、情報の構造化をしながら制作を行ってきました。その為今回のIIGと前回のIG(当展覧会で展示中)との違いに注目してご覧下さい。


デザインについて考える「小池准教授 × 萩原氏」 スペシャル対談
デザインには様々な力があると考えています。もちろん「きれい」「かっこいい」「かわいい」などのモノを作ることもデザインですが、他にも制作物を手に取った方が得る体験こと・問題や課題などを可視化して改善に導くこと・情報を整理しわかりやすくすること…etc。これらも全てデザインです。社会だってデザインできっと変えることが出来るはずです。
今回は上記の様な広い視点で「デザイン」を捉えている、コミュニティスペース「つくし文房具」の店主である萩原修氏と、当研究室の小池星多准教授の対談を開催します。
様々な角度からデザインについてお話いただき、最後は展覧会のコンセプトである「共に考える・学ぶ・気付く」をもとに、皆様でデザインについての可能性をご一緒にお話したいと考えています。
現在デザインを学ばれている方、職業にされている方はもちろん、デザインということに興味がある方・あまりご存知ない方もお気軽にご参加ください!お待ちしております。
開催日時
日にち:2014年 3月9日 (日) 展覧会2日目
時間:14:00〜15:30
場所:サブウェイギャラリーM (展覧会内奥のスペースで行います)
萩原修氏
1961年9月生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業後、大日本印刷株式会社に8年勤務。企業のカタログ、パンフレット、PR誌、会社案内、カレンダーなどの印刷物や、プロモーションビデオ、イベント、店頭プロモーションをはじめとする販促活動全般の企画制作をおこなう。
94年にリビングデザインセンターOZONEの設立準備スタッフとして施設立ち上げに参加し、イベント、PR 活動全般をてがける。その最中、デザイン関係者のネットワーク『D-net(ディーネット)を企画運営。04年6月に終了するまでの6年間、30代を中心に500人以上が登録。約2ヶ月に一度の交流会を、インテリアショップやデザイン事務所などで39回開催し、のべ5000人が参加した。
また、同年に独立し、本、モノ、店、家、街、コンペ、展覧会などの企画、プロデュースをてがける。
現在は実家の後を継ぎ、コミュニティスペース『つくし文具店』店主である。
壁一面でブレインストーミング(ワークショップ)
展示会場に入って一番奥の広い壁一面を使用し、皆さんでブレインストーミングをやろうという企画です!
テーマはこちらも「情報デザインについて」。情報デザインとは?そもそもデザインって?など、色々なキーワードから思った事や派生するキーワード等を皆さんと一緒にポストイットを使用しお話をしながらできたらと思います。
また、皆さんが貼って下さったポストイットから私たちや、他の皆さんが考えを広げていける様なワークショップを行いたいと思っております!
こちらも詳細は追って記載していきますので、暫くお待ちください!


みなとみらい サブウェイギャラリーM

お知らせとお詫び
1月までに発行したイドバタデザイン展「ダイレクトメール」「フライヤー」「ポスター」において使用していた会場案内地図に誤りがございました。正しくは、現在WEBのアクセスに掲載されている案内地図となります。
広報物をご覧いただいた皆様にご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。ここに訂正させていただきます。
電車でのアクセス
みなとみらい線「みなとみらい駅」クイーンズスクエア側改札 徒歩1分
JR「桜木町駅」 徒歩10分
横浜市営地下鉄「桜木町駅」 徒歩15分
サブウェイギャラリーM 公式サイト
>> https://www.mm21railway.jp/reservation/index.html
