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大学院環境情報学研究科の特徴

教育目標および育成すべき人材

私たち人類は、豊かな暮らしを求めて高度な技術を開発し、またその基礎となる科学を進展させてきました。しかし、その一方で、いわゆるエネルギー問題や環境 問題の認識を通して資源容量や環境容量の有限性をも知ることになってきました。また高度情報社会は生活の利便性を向上させる一方でさまざまな問題を引き起こ しています。本当の意味での豊かな社会を構築するには、様々な技術開発を、自然環境に対応できる方向へと、また人にやさしく共生できる方向へと変えていかなく てはなりません。その際の重要なキーワードは「環境」と「情報」です。さらに、人間社会を対象とし、少子高齢化、都市への人口集積、環境問題、情報化等を背 景に変化発展し続ける都市生活環境もより魅力的なものに変えていく必要があります。

大学院環境情報学研究科では、環境と情報と都市に関する学部レベルでの教育や研究への取り組みをさらに展開・深化させていくことを使命としています。

明治以来の日本は、西欧から導入した学問を縦割りの体系として形成することに徹して、国の産業構造の近代化を図り、その結果としてあらゆる面で物質的な豊か さを急速に実現させてきました。しかし、同時に、環境倫理を含む社会規範の在り様や人間関係について、かつてない不安な状況を生み出してもきました。とくに 近年では、環境と情報と都市に関わる諸問題が、個人や家族などの小さいスケールから企業や地域社会・都市・国際社会などの大きなスケールまで、また様々な分 野が複雑に絡み合う形で現れてきており、その解決に向けた基礎的な教育や研究を改めて見直し、一層の充実を図ることが求められています。

これからの社会では、従来の縦割り型の学問体系を縦糸とするなら、それらを横糸でしっかりと紡いでいけるような学際的な学問体系を素養として身に付けた人材 が、ますます必要になってくるものと考えられます。環境情報学研究科では、このような人材を養成することをも目指しています。

大学院環境情報学研究科は、一言でいえば、「地球環境と調和する人間活動」や「人にやさしい情報活動」及び「都市生活環境における持続可能な諸活動」を対象 にして、これら活動を可能とするための本質を探求し、具体的な様々な活動を、どうデザインし、どう実践していくかを研究するとともに、その研究の体験を通し て行なう総合的な高等教育によって、これからの社会で必要とされる広い視野をもつ実行力のある人材を育成することを目指します。

アドミッションポリシー

博士前期課程

現代社会では、社会・経済の変化と先端技術の普及に伴い、個人や家族などの小さいスケールから、企業や地域社会、都市や国家や地球全体等の大きなスケールまで、様々な課題が複雑に絡み合う形で、分野横断的に表れてきています。そこで、持続可能な社会の存続に向けて、従来の専門分野にとらわれずに、横断的かつ総合的に問題の解決をはかることが求められています。

人材の養成および教育研究上の目的

環境情報学研究科博士前期課程では、環境、情報、都市生活に関わる諸問題に具体的な問題意識を持ち、生活する人々の立場にたって課題の解決に取り組める人材の養成を目指しています。このため、以下の項目を私達と共有できる学生の入学を求めます。

求める人物像

  1. 本研究科の掲げる教育理念および目標への共感
  2. 現代社会に対する問題意識
  3. 国際的、未来的、学際的な視点
  4. 問題の解決に対する実践的取り組みへの意欲
  5. 他者とのコミュニケーション力
  6. 人間として持つべき倫理

博士後期課程

近年のテクノロジーの発展は、都市化と高度情報化をもたらす一方、国内外を問わず、また企業活動・社会活動など幅広い分野を横断する形で、人間環境に関わる諸問題を多様化させています。環境、情報、都市生活に関わる領域は極めて広範であり、関係する従来の学問領域も多様です。これらの諸問題を解決し、人類社会をより豊かに発展させていくためには、従来の縦割りの学問体系・枠組みを超えて、それらをいわば横糸で通す形で解決策を紡ぎ出す学際的な意識を持った研究が必要です。

人材の養成および教育研究上の目的

環境情報学研究科博士後期課程では、環境、情報、都市生活に関わる諸問題に対する深い洞察力と、新たな研究領域の開拓に取り組む意欲を持ち、学際的な広い視野に立って、高度な研究能力と学識を教授する能力を身につけた人材の養成を目指しています。

求める人物像

環境情報学研究科博士後期課程では、このような現代社会の抱える諸問題に対し明確な意識を持ち、持続可能な社会を維持するために必要な環境、情報、都市生活に関わる諸問題の解決に取り組み、新たな学問領域の開拓に意欲を持つ学生を求めます。

カリキュラムポリシー

博士前期課程

必修科目

環境、情報、都市生活に関する諸問題の解決に必要となる科学的思考、調査・分析・評価能力を涵養するため、学生は研鑽を積みたいと考える領域のいずれかの教員の研究室に所属し、その教員からの直接指導のもとで「文献研究・演習」、「特別研究」を履修する。

領域ごとの授業科目

環境、情報、都市生活に関する特定領域について、分野横断的な幅広い知識と分野ごとの深い知識の両方を身に付けた人材を育成するため、「専門基礎科目」および領域ごとの「専門科目」を設置するとともに、複数領域の単位修得を可能とする。

英語などの共通科目

国際社会で実践的に活躍できる人材を育成するため、英語によるプレゼンテーション能力を養うための英語科目を共通科目として設置するほか、1 年次開催の英語での研究発表(2 回)を修了要件とする。

博士後期課程

講究

学生それぞれが、学位論文を取りまとめて行くプロセスのなかで、環境、情報、都市生活に係わる先端的知識を、担当教員からの指導を通して獲得する。また、学生が修了後に教育者または学識経験者としての社会的役割を果たすことを想定し、学識を教授するために必要な能力を培う機会を設ける。

特殊研究

学生が研鑽を積みたいと考える領域のいずれかの教員の研究室に所属し、論文執筆の指導を受けながら研究を構想する。その後、特定の研究テーマを設定し、そのテーマに関わる主たる担当教員から指導を受けて研究を遂行し、学位論文をとりまとめる。また、このプロセスにおいて、学期ごとに研究科における発表の機会を設け、研究科在籍の全教員からの助言を受ける機会を確保する。

ディプロマポリシー

博士前期課程

専門知識・応用力

環境、情報、都市生活に関する特定の問題について深く考察し、実践的な問題解決に資する専門知識や能力を身につけた者

分析力・構想力

現代社会が直面する環境、情報、都市生活に関する諸問題に対する科学的思考、調査・分析・評価を通して解決方法を構想できる能力を身につけた者

英語力

国際社会に貢献できる素質を持ち、責任感を持って、環境、情報、都市生活の諸問題における研究と実務を発展させる可能性があると認められる者

研究倫理

適切な研究倫理面での配慮のもとに研究を続ける資質と研究を発展させる可能性があると認められる者

博士後期課程

高度な研究能力

環境、情報、都市生活に関する高度な研究を遂行するとともに、研究の成果を体系的にまとめあげることで、実践的な問題解決に資する専門知識と知の発展に貢献する能力を身につけた者

学際的な広い視座

環境、情報、都市生活に関連する多様な事象および学術研究成果を俯瞰し、それらを専門知識と結びつけて、新たな価値創造に貢献できる能力を身につけた者

研究倫理

適切な研究倫理面での配慮のもとに研究を続ける資質と高度な研究を発展させる可能性があると認められる者

GIPS

環境情報学研究科では,GIPSという学際的なイノベーター教育プログラムに参加いただけます。GIPSとは優秀な留学生たちと共にスキルを身に付けていく「地球規模の環境・社会問題の解決に貢献する問題解決型イノベーション人材育成プログラム」の略称です。地球規模の環境・社会問題の解決に関心が高く、将来イノベーターとして貢献したいという強い意欲のある学生を対象としています。問題発見力を高めるための知識と地域と連携して問題を解決する力(倫理・規範、洞察力、バックキャスティング、システム思考、見通す力、戦略立案力、マネジメント力など)を身につけることを目的としています。