学部3年の冬、卒業研究の準備として要素技術や先行研究を調査するなかで、学部で学んだ知識や技術だけではもの足りないと感じるようになりました。また、1年間の卒業研究に続けて2年間の修士での研究に取り組むことで、1つのテーマについて深く追究することができ、社会に出て活躍するために必要な深い洞察力が得られると考え、大学院進学を決意しました。
環境情報学専攻には多様な分野の先生方がいらっしゃるので、研究の進度に応じて直接的あるいは間接的にご指導いただきながら、広い視野を持って研究を進めることができました。また、学会発表を5回行うほか、学内外の研究成果発表イベントにおいて説明員を務める、大阪大学COIプロジェクトに参画して共同研究先の企業とともに技術開発に取り組む、学内向け就職活動情報発信サイト「ヨコキャリ」を構築・運用するなど、さまざまな経験を通して、プレゼン力やコミュニケーション力、技術力などが身につけられました。現在は、環境情報学専攻で培った力を活かして、自社サービスのプラットフォームを開発・運用しています。
大学時代、私はダブルスクールをしてまで目指していた目標で挫折を経験し、もし違う選択をしていたら、どんな選択や時間の使い方をしていたかと、自らに問いかけました。そこで、環境情報学を究めたい気持ちがより強くなり、大学院進学を決意しました。
私が修了した大学院修士課程では、伊坪徳宏教授の研究室で主に環境影響評価手法についてご指導頂き、私の究めたいという気持ちも後押ししてくださいました。学内外での研究成果発表や共同研究先の企業との活動を通して、専門性だけでなく、社会性やプレゼン力なども身に付き、その結果として、幸いなことに研究ではメディアに取り上げて頂き、新入社員時にはプレゼン大会で優勝し、大変貴重な経験をする事が出来ました。現在は、環境情報学専攻で培った力を活かして、より持続可能な社会と会社を実現するため、SDGs、ESG、CSRなどのサステナビリティという広い分野で、今も変わらずトライ&エラーのマインドで仕事に励むことが出来ています。