人を知り、社会を支える。
こどもをまんなかに、
未来をつくる学び。
少子化や女性の社会参加、孤立する子育て家庭など。子どもを取り巻く社会課題は、これまでになく複雑化しています。子どもの声に耳をかたむけ、子どもの権利について考え、子どもの生活を守り、子どもの育ちゆく環境を革新的に創造・デザインしていくために、教育・福祉・心理・保健医療・情報科学の5つの領域を総合的に学習。高度な知識と実践力を身につけ、子ども、家庭、社会、テクノロジーと手を携えて「子どもの最善の利益」を中心とした共生社会を構想・実現していくことのできる専門職(スペシャリスト)を育成します。
人間科学部のカリキュラム
※2026年4月時点での予定であり、今後変更する可能性があります。
生涯発達の視点から、子どもから高齢者までの心理と発達を学び、一人ひとりの成長に寄り添える支援力を身につけます。発達心理学や臨床心理学など多彩な授業を通じて理論を深め、子育て支援や教育相談など、実践的な学びを通じて現場で活きる力を養います。
「教育とは何か」という本質から、保育・教育の実践方法まで幅広く学びます。貧困・いじめ・格差など社会課題も視野に入れながら、幼稚園での教育実習を通して子どもと向き合い、試行錯誤する中で、現場で子どもに寄り添える確かな実践力を身につけていきます。
「子どもの最善の利益」を真ん中に、誰もが生きやすい共生社会を目指し、社会福祉や社会的養護など幅広い制度・理論を理解します。国籍や障害の有無に関わらず、誰もが共に学べる支援のあり方を学び、保育所・施設実習を通して現場での専門性を高めます。
子ども、障害児・者、医療的ケアを必要とする人々の健康と生活を支えるため、生命や健康に関する基礎知識を学びます。栄養、保健、安全など保育現場に必要な知識を身につけながら、多職種と連携し、一人ひとりの生活に寄り添った支援の力を育みます。
ICTやデータサイエンスを保育・教育の現場で活かす実践力を身につけます。データサイエンスリテラシーや統計基礎などを根本から理解し、現場の課題解決にICTやデータを取り入れながら、質の高い教育・保育にどう結びつくかを自ら考え、判断する力を養います。
5つの領域を横断しながら、人間や社会が抱える複合的な課題を総合的に探究します。SD-PBLでは1年次の少人数ゼミから始まり、3年次には全学部横断のチームを組み、他学科の学生と議論・協働しながら、専門外の視点も取り入れた課題解決の実践力を培います。
実践的な科目群
生涯発達心理学
誕生から老いまで、生涯を通じた心身の発達を学びます。各発達段階の特性と乗り越えるべき課題を理解し、心身がどのように変化・発達していくかを知ることで、自分自身や家族・周囲との関係を振り返り、将来への見通しを持てるようになります。
幼児教育方法論
幼児期の教育の基本「環境を通して行う教育」について学びます。子どもが周囲の環境に興味をもち、遊びや生活の中で成長するために、保育者が子どもの発達や思いを理解し、適切な環境や保育内容を考える力を、実践映像や事例をもとに身につけていきます。
特別な配慮を必要とする子どもの理解と支援
発達障害や医療的ケアなど、特別な配慮を必要とする子どもの心身の特性を学びます。海外にルーツをもつ子どもやLGBTQなど、多様なニーズに応じた支援のあり方をインクルーシブ教育※の理念に基づきながら、専門的な観点から探究していきます。 ※国籍や障害の有無・文化的背景に関わらず、すべての子どもが共に学ぶ教育
人間と健康
日本の医療制度や生活習慣、各臓器の機能と疾患、感染症、こころの健康など、医学全般を幅広く学びます。健康に対するセルフケアの視点と健康問題への基本的な理解を深めることで、自らの人生をより豊かにするための知識と意識を育成します。
教育工学
教育・学習の実践とテクノロジーとの関係について学びます。どのようなデジタル技術を導入することが質の高い教育や学習の実践につながるかを考え、現場で活かす実践力を磨き、よりよい保育・教育を構想し、自ら実現できる力を身につけていきます。
SD-PBL
SD-PBLとは、現実的な問題解決に向けてチームで取り組みながら、各科目で学ぶ知識やスキルを実践的に活かす学び方です。1年次の入学直後から少人数のゼミ形式でスタートし、2・3年次と順次、学修段階に対応しながら、課題解決力と総合力を養います。
人間科学部パンフレット
取得できる資格
保育士資格
[ 84単位 ]
教養 : 必修7単位/選択3単位
資格 : 必修61単位
選択 : 必修8単位/選択5単位
幼稚園教諭一種免許状
[ 59単位 ]
教養 : 必修8単位
資格 : 必修49単位/選択2単位
社会福祉主事任用資格
[ 6単位 ]
保育原理 / 教育学概論 /
公衆衛生学
保育所実習
保育所や児童福祉施設の役割を学びながら、子どもの最善の利益を守ることへの理解を深めます。保育士の業務内容や専門性を把握し、保育の計画・観察・記録・評価を身につけ現場での実践力を養います。
教育実習
3年次に幼稚園の現場へ。指導計画の作成から保育の展開まで、大学で学んだ理論と技術を実践で試します。現場での葛藤を乗り越え、保育者としての覚悟と専門性を身につける重要な学びの場です。
学びの先に見える将来像
直接子どもに関わり
成長を支える仕事
- 保育士
- 幼稚園教諭
- 保育教諭
- 児童相談所職員
- 児童養護施設職員
- 児童発達支援員
- 児童館・学童クラブ職員
子どもと家庭の福祉と
健康を支える仕事
- コミュニティソーシャルワーカー
- 子育て支援アドバイザー
- ベビーシッター
- レジャー・レクリエーション業
- 教育系シンクタンク
「こどもまんなか」を推進する
企業活動
- 子ども向け商品の企画開発
- 教育教材の企画開発
- 子育て家庭向けのワークショップ・イベントデザイン
- 子育て家庭に向けた働き方の改革
行政から家庭と子どもを
支える仕事
- 自治体職員
- 行政福祉職
- 幼児教育センター職員
- 子ども家庭支援センター職員
進路イメージ
- 教育サービス業・学習塾
- 玩具・遊具メーカー
- 子ども向けアパレル・文具メーカー
- 福祉・医療・ヘルスケア関連企業
- 冠婚葬祭・観光・娯楽業
- 人材サービス・研修開発業
- レジャー・レクリエーション業
教員免許 関連専門職
- 認定こども園 保育教諭
- 幼稚園 教諭
- 教育・教材開発業
- 保育教育系出版社
- 学校心理士
- 療育事業
- 幼児教室・教育コンサル
保育士資格 関連専門職
- 児童自立支援施設
- 児童指導員
- 児童養護施設
- 子ども家庭支援センター
- 母子生活支援施設
- 障害児・者の支援事業
- 児童相談所
- 心理相談支援
- 医療保育士・病棟保育士
- 保育所
- 行政福祉職(公務員Ⅰ類)
- 児童発達支援事業
- 社会福祉事業団
- 児童館・放課後児童クラブ
就職実績
職業別就職者の割合(2026年3月卒業)
過去3年の主な就職先
※法人の種類(「株式会社」など)は省略
- 神奈川県庁
- 大田区役所
- 品川区役所
- 渋谷区役所
- 世田谷区役所
- 横浜市役所
- 渋谷区社会福祉事業団
- 東京都社会福祉事業団
- 第一生命保険
- 三井物産シーフード
- 大東建託パートナーズ
- KCJ GROUP
- ボーネルンド
- 三菱地所ハウスネット
- 東京海上日動コミュニケーションズ
- 住友生命保険
- 赤ちゃん本舗
- ベネッセスタイルケア
- 東急キッズベースキャンプ
- LITALICO
人材の養成及び教育研究上の目的
子どもを中心に、多様な背景を有する人々が相互の差異を尊重しながら共に生きる社会の実現を教育研究上の基本理念として位置づけ、教育・保育、発達・心理、保健・医療、福祉に関する知識および実践的能力を基盤に、人々の多様なニーズに対して総合的かつ国際的視野をもって対応できる専門職人材の養成を目的とします。
求める人物像
- 人間への興味・関心を持ち、あらゆる人を尊重する心を持つ人
- 子どもから大人まで人間について、様々な視点から総合的に学んでいく意欲のある人
- 大学で学ぶための基礎学力のある人
- 自律心があり、人と協力しながら積極的に行動できる人
- 目的に向かって困難を乗り越え、努力しようとする強い意志を持つ人
カリキュラムポリシー [教育課程編成方針]
深い人間理解、学際的な教養、主体的な学修態度を育成するため、教養・外国語・体育・専門基礎・専門科目を体系的に配置し、基礎から専門に至る段階的学修を提供する。
SD-PBL、特別研究、卒業研究等の少人数科目により、柔軟な思考力、批判的分析力、問題解決力、コミュニケーション力、倫理観を育成するとともに、データサイエンス的な視点・分析手法を活用する学修を促進する。
教育・保育、発達・心理、保健・医療、福祉の4領域における高度な専門性・実践力を育成するとともに、資格取得に必要な科目および参加型学修プログラムを配置する。
SD-PBL、海外研修、インターンシップ、ボランティア等、国内外の学修機会を幅広く配置し、国際性・協調性を育成する。
ディプロマポリシー[学位授与指針]
- 主体的かつ自律的に学修に取り組み、深い人間理解に基づく学際的教養を修得するとともに、自己研鑽を継続する態度を養う。
- 現代社会が抱える複合的かつ多様な課題を捉え、公正な倫理観に基づき柔軟かつ批判的に思考するとともに、データサイエンス的視点および分析手法を適切に活用しながら、課題解決に向けて主体的に行動する能力を身につける。
- 教育・保育、発達・心理、保健・医療、福祉の4領域に関する専門知識および実践的技能を統合し、あらゆる世代を対象とする社会課題の解決に総合的にアプローチできる高度な専門性および実践力を修得する。
- 多様な価値観を有する人々と協働し、人類の持続可能な発展に向けて国際的視野をもって課題解決に取り組む柔軟性および協調性を修得する。