その他普段から心がけておく事

 

  1. こまめにLaTexでコンパイルすること

     どんなに注意しても間違いはつきものですから、一気に大きなサイズのLaTexプログラムをコンパイルしようとすると、その中に多くの間違いを含む可能性があります。したがって、ファイルを数十行記述したら休憩がてらLaTexでコンパイルをして、そこまでの記述がLaTexの文法的に間違っていないかどうかをチェックしましょう。


  2. 入れ子の環境は、同位の環境をそろえて記述した方が良い

     例えば、

    のように記述する際には、以下のようにファイルを記述すると後で見やすいでしょう。

    \begin{array}{ll}
     \left\{
     \begin{array}{l}
     y = x+1 \\
     y = x-1 \\
     \end{array}
     \right.   & \left\{
             \begin{array}{l}
             y = x+2 \\
             y = x-2 \\
             \end{array}
             \right.     \\
     \left\{
     \begin{array}{l}
     y = x+3 \\
     y = x-3 \\
     \end{array}
     \right.   & \left\{
             \begin{array}{l}
             y = x+4 \\
             y = x-4 \\
             \end{array}
             \right.     \\
    \end{array}

     

  3. 大きなサイズのファイルは、いくつかに分割して\input命令で読みこむ。

     これは、やはりデバッグ等の処理を簡単にするためです。

    例えば、ルートファイルとしてmain.texを以下のように作成します。

      \documentclass{article}
      \begin{document}
      
      \input{section1}
      \input{section2}
      \input{section3}
      
      \end{document}

    次に、section1.texとsection2.texとsection3.texをmain.texファイルと同じディレクトリに作成します。この後、main.texファイルを通常通りコンパイルすれば、それぞれのファイルを読み込んだ結果のdviファイルが作成されます。