カーボンオフセットの事例

ここでは、これまでに実施されているカーボンオフセットの事例を紹介しています。

 

British Airways

企業の概要

世界で第7位の規模を誇るイギリスの航空会社。日本へも、成田―ロンドン・ヒースロー間が就航している。

対象者

航空機の利用者

内容

航空機の利用に伴うCO2を、イギリスのカーボンオフセット会社Climate Careが実施するCO2排出削減事業への寄付によって相殺する。参加は任意。

参加方法

ウェブサイトでフライトを選択することでCO2排出量を算出し、排出権を購入する。

関連サイト

British Airways - http://www.britishairways.com/travel/csr-emissions/public/en_gb

Climate Care - http://www.climatecare.org/

2006FIFA ワールドカップ ドイツ大会

イベントの概要

FIFA ワールドカップは、国際サッカー連盟(FIFA)が主催するサッカー大会の最高峰に位置付けられている大会。4年おきに冬季オリンピックと同じ年に開催されている。2006年に開催されたドイツ大会では、「Green Goal」という環境に配慮した大会開催がスローガンに設定され、可能な限りの省エネなどが実施された。

対象者

大会主催者

内容

大会主催者が大会開催によるCO2排出量を削減する努力をし、それでもなお削減が難しい分については排出権を購入することで相殺する。大会開催によって排出されるCO2は、ドイツ国内で発生したものだけを対象とし、ドイツ国外での予選大会や合宿による排出は含まない。

参加方法

本ケースでは、主催者たるFIFAが自らCO2排出量を推定しオフセットしているため、カーボンオフセットへの参加は来場者の意思によって行われる形態ではない。

カーボンオフセット年賀(寄附金付お年玉付年賀葉書)

商品の概要

「カーボンオフセット年賀」は、日本郵政グループが環境保全活動の一環として企画し販売した2008年用の年賀はがき。従来の「寄附金付お年玉付年賀葉書」と同様に、郵便料金50円に寄付金として5円が加算された形で発売された(売価55円)。

対象者

年賀はがきの購入者

内容

従来の「寄附金付お年玉付年賀葉書」と同様に、郵便料金に上乗せされて集められた寄付金を、公募や審査によって決められた団体に拠出される。集められた寄付金は、目的を「温室効果ガス削減への貢献」に限定した形で分配される。助成を受けた団体が温室効果ガスの削減事業を実施し、それによって得られた排出権を日本の排出枠に組み込むことで、日本の排出削減にも貢献する。 但し、この取り組みは、年賀はがきの生産や配達から排出されるCO2をオフセットするものではなく、温室効果ガスの排出削減事業に寄付することで、京都議定書における日本の温室効果ガス排出削減目標に貢献するもの。

参加方法

カーボンオフセット年賀は、全国の郵便局で通常の年賀はがきと同様に販売された。

関連サイト

カーボンオフセット年賀(日本郵便) - http://www.carbonoffset-nenga.jp/