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原子スケール材料 データサイエンス研究室では、密度汎関数法に基づく第一原理電子状態計算や強束縛近似に基づく原子スケールの電子状態や分子動力学シミュレーションを通して、新規材料の提案や反応機構の理解、物性と原子構造との関係性について研究しています。特にフラーレンやカーボンナノチューブ、グラフェンに関連する材料の特性や劣化について検討を進めています。

一方で、インフラのメンテナンスに関わるデータの分析も研究のターゲットの1つです。車載の加速度計や音声、高感度カメラ、赤外線サーモグラフィカメラ等から得られるデータを統合的に分析することによって、ベテランの点検者の判断をまだ経験の少ない点検者でもできるようにすることが目的です。ベテランの点検者の暗黙知をモデル化し、形式知化することによって点検の高度化を目指しています。

これらの研究は様々な大量のデータを統合的に分析することによって、要因も含めてモデルを分析・理解し、予測できるようにするという点で共通しており、教育やスポーツなど様々な分野のデータにも興味を持って分析を行っています。