「機械学習を用いた医療費予測と地域差の分析」(2023年度卒業研究)

この研究では、機械学習の分類モデルを使って将来の医療費の変化を予測し、地域ごとの違いを分析しました。

厚生労働省のデータ[1]をもとに、秋田県・新潟県・奈良県の3県を分析しました。
分析の方法として、最も高い精度を示したランダムフォレストを採用した結果、秋田県では医療費がやや減少し、新潟県と奈良県では増加すると予測されました。秋田県は在宅医療が進んでおり、新潟県は医療体制整備の進み方が緩やかで、奈良県では施設は多いが健康診断の受診率が低いという特徴が見られました。

この結果から、地域に合った医療の取り組みの重要性が示されました。 

正方形/長方形 1, テキスト ボックス
正方形/長方形 1, テキスト ボックス

[1] 厚生労働省:国民医療費:結果の概要, https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/37-21c.html, (参照2023-06-05).