帝京大学文化財研究所が主導するプロジェクト「シルクロードの国際交易都市スイヤブの成立と変遷-農耕都市空間と遊牧民世界の共存-」の一環として,変動地形の調査を8月16日から21日にかけて実施しています.このプロジェクトでは世界遺産アク・ベシム遺跡の発掘をしており,これまでに土塁の一部が地震で変形した痕跡が見つかっています.この地震はアクベシム遺跡の南方13㎞に位置する活断層の活動履歴との関連性が考えられます.群馬大学の若井明彦先生,(株)環境地質の越後智雄氏にも参加いただき,断層崖の地形測量や地質調査を行いました.研究の成果がキルギスの防災に活かされることが期待されます.
