台風YAGIによる土砂災害現場の調査を実施しました

本年9月にベトナム北部を襲った台風YAGIの豪雨は,多数の土砂災害や浸水被害をもたらしました.今回,群馬大学の地盤工学研究室と愛媛大学の森林環境制御研究室とともに,甚大な被害が生じているラオカイ省の土砂災害現場において調査を行いました.大規模崩壊とそれに続く土石流で多数の死者が生じたLang Nu地区(写真)では,土石流が渓流沿いに堆積する過去の崩壊物質を巻き込みながら流下することで,下流に位置した村落の被害を拡大させたことが地形・地質調査で明らかになってきました.本研究室では引き続き台風YAGIにともなう土砂災害の調査を進めて行きます.(渡航期間:12月6日~11日)

 

2024年12月18日