「骨格検出技術を用いたダーツにおけるフォーム解析」(2023年度卒業研究)

本研究では、骨格検出技術であるOpenpose[1]を用いて、ダーツ初心者がより安定して高得点を狙えるフォームの特徴を分析しました。実験として、12名の大学生を被験者に、立ち方のオープンスタンスとクローズドスタンスの2種類で投げた際の身体各部の骨格座標を取得し、投擲フォームと得点の関係の比較を行いました。

立ち方は個人の好みにより分かれたものの、より高得点が得られたのはクローズドスタンスであるという結果になりました。骨格座標の分析の結果からは、得点上位者の特徴として、リリース時の腕の位置が一定であり、腕全体を胴体から適度に離して投げていることが確認できています。一方、得点が低い場合はリリース位置が毎回異なり、軌道が不安定になる傾向が見られました。

表1 被験者の実験データ

これらの分析から、初心者はクローズドスタンスを採用し、腕の位置を毎回一定に保つことで得点向上が期待できると考えられます。今後は被験者の数を増やし、より一般化可能なフォーム解析を進めていきたいと考えています。

図1 OpenPose によるダーツの
フォーム分析の例

[1]GitHub repositor, https://github.com/CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose, (参照: 2025/12/18)