本研究では、動画からストレートネックを自動判別するWebシステムを開発し、その有効性を検証した。ストレートネックは、スマートフォンやパソコンの長時間使用などによって生じ、肩こりや片頭痛などの健康障害につながる。そこで、骨格検出技術のOpenPoseを用いて人物の骨格を検出し、鼻と首の座標から頭部の角度を算出しストレートネックの判別を行った。正常姿勢とストレートネック姿勢の動画各5本、および接骨院が公開する判定済み画像を分析し、約50度を判別基準として設定した。
開発したシステムでは、動画をアップロードすると、骨格検出、角度計算、姿勢判別、結果表示が自動的に行われる(図1)。15本の動画を用いた実験では、システム判別と目視判別が13本で一致し、一致率は86.7%となった。以上から、姿勢判別の効率化と客観化に有効である可能性が示された。一方、誤判別も確認されたため、基準値の再検討やデータ数の拡充、操作性の向上が今後の課題である。


