■小学校視察・家庭調査
環境教育を導入している小・中学校に訪れ先生方にお話を伺いました。ネパールでは“Eco-club”という環境問題に意欲てきな生徒を対象とした団体組織があります。その活動内容について、複数の学校の先生から詳しく教えていただきました。生徒達は講義や教科書だけでなく歌も用いることで環境問題をより受け入れやすくなります。
その後グループごとに、この環境教育が実際に本当に生かされているのかを確かめるため、学校周辺に住んでいる地域の住民の家へ家庭調査を行いました。すると子ども達は環境問題に対してとても積極的で自分なりの環境に対する行動を起こしていました。さらにその知識を自分の親に教えるなどの効果も出ていました。しかし、習慣としてゴミ箱がないため校庭や道路にゴミが散らばっているなど、まだまだ対策をする必要がある現状がありました。これらの調査結果を持ち帰り各グループで考察をまとめ、その日の夜に全体報告をしました。
チトワンの住民のほとんどは英語が通じないためNCの学生達ネパール語から英語に通訳してくれました。今回のプロジェクトの調査のほとんどがチトワンで行ったためNCの学生がいなくては絶対に出来ないものでした。
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■小学校での講義学校
小学校で環境について教えている先生方に小学校で環境問題を教えるようになった経緯と子ども達の環境問題の知識についての現状などを講義してもらいました。この小学校が作られたときに多くの自然が破壊されました。この自然を取り戻そうと環境問題に力を入れ始めました。そして環境問題の知識を入れることで子ども達の健康も向上する効果も出ているということでした。ecoクラブの存在によって子ども達の環境への意識も高いと話してくれました。その後小さなグループに分かれ質問してより詳し情報を聞くことができました。
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■家庭調査
三つのグループに分かれ、小学校の周りにある家庭にお邪魔して午前中の講義をもとに環境教育の成果を調査しました。学校に行っていなかったため環境問題についての知識が少なかった人もいましたが、多くの家庭で環境問題に対して積極的に考え行動していました。意欲の高さに感心するばかりです。
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